1371

友人と会う。勝手に友人としているが、烏滸がましいかもしれない。

 

蔵前にあるoursは以前に日本橋兜町のcavemanでシェフをやっていた方が開いたお店。形態が変わっても、そのテイストはしっかりと残っていて、うれしかった。おいしくて頬が自然とゆるむ。

 

そのあとは荒唐無稽な散歩に付き合ってもらう。夜のスカイツリーは人が少なくておだやか。歩きながらお酒を飲むなんて、私のイメージではなかっただろうか。でも本当の私なんてどこにもいないから。そして、本当の貴方も。

 

これまで経験してきたであろうくるしみのことを、勝手に想像する。これからは、これからも、だれにも傷つけられずに、やさしい世界のなかで、安心して息をしてほしい。これは野暮で傲慢な願いだ。届かなくてもいい。

 

コオロギが鳴いている。口内炎の痛みも、頭痛も、いつの間にかおさまっていた。

1370

平日以外の日に渋谷に出てはいけない。雨の日はさらなり。私は何度でも同じ間違いをする。

 

服を売る。売ったあとに気づいたけれど、その服は昔の友人が私のために選んでくれたものだった。もうずっと連絡もとっていない。ゆるやかに決別を。元気でいてね。

1369

普通のひとのふり。できているだろうか。

 

家長むぎが文章の中で「自分にとっての誠実であり続けたいがために、相手の気持ちを蔑ろにしたり、何かしらを拒絶することで、肝心の、誠実でありたい相手を傷つける可能性がある」と綴っていて、本当にそうだね。

1368

上司はいつも飲み物を買ってくれるが、私は人工甘味料の入った飲み物が苦手だということを言えないままでいる。

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ロイヤルな雰囲気を感じる、はあまり言われたことがなかったので、たじたじしてしまった。ロイヤルとは縁遠い場所にいたのに。

 

海外の大学院を修了したとても優秀なひとが職場に新しく入ってきて、なんだか勿体ないような気持ちになる。勝手に。私がここに入ったとき、親もこんな気持ちだったのだろうか。

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私のインナーチャイルドは私に怒られすぎて傷だらけになっている。対象が異なるだけで、私のやっていることは親と同じだ。

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仕事中、アゲハ蝶が私のまわりをずっととんでいた。貴方が誰かはわからないけれど、私に会いにきてくれたのかわかるよ。

 

映画をみる。ラストシーンからすこし見覚えがある。パートナーも同じタイミングから見覚えがあるようで、私たちは以前同じ映画を同じタイミングから一緒に観ていたらしい。それをふたりとも忘れていた。