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朝起きたら就業時間をすぎている。いつものことだ。身体がやけに重たい。どうやら気圧の変化のせいらしい。就業時間には鈍感なくせに気圧変化には敏感というちぐはぐさ。

 

部屋の掃除を試みる。とりあえず床に落ちているものはすべてベッドの上に置く。これでこれらをすべて片付けるまで寝ることができない、という算段だ。完璧で抜け目ない計画だが、いつもこれを施行した次の日は身体の至る所が痛む。まるで固い床の上で寝たときのような痛み。