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高校生ぶりに友人に誕生日を祝われ、うれしさのあまりどぎまぎしてしまう。高校生一年生のとき、部活の友人たちから耳にかけるタイプのイヤホンをもらったことを思い出す。あまり頻繁に使うものではなかったけれど、もらったときのうれしさをずっとおぼえているのだと思う。

 

正解のリアクションを探さなくとも決して離れることのない友人のいる尊さをひしひしと感じながら。