冷蔵庫が壊れる。幸いなことに冷凍機能だけは動いてくれているので(物騒な異音を発しているけれど)、しばらくはすべてを凍らせながら暮らしていきたい。笑ってしまうほどお金がないが、これはすべて私のせいなので仕方がない。
川上未映子さんのエッセイ集『深く、しっかり息をして』を読む。あとがきにタイトルの由来となるエピソードがあって、それを読んで初めて自身の呼吸が浅くなっていることに気づく。深呼吸。深く吸って、吐く。小さいころから馴染みのある行為のはずなのに、最近はすっかりその存在を忘れていたような気がする。生きることは息をすること。
