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地元に帰る。ぴりっとした冷たい空気が心地いい。久しぶりに再会した猫は匂いを嗅いぎながら私の周りをぐるりと一周したあと、横にぴたりとつける。かわいい。

 

昔一緒に働いていた友人に「君はいつも無理をしていたよね」と言われおどろく。私が無理をしているとき、それを周りに悟られることなく完璧に隠せていると思っていたから。自分のことを理解してくれるひとが世界に存在することは救いになりうる。