富士山に登る。日付が変わったころの七号目は既に強風で、それは頂上付近にもっと強い風が吹いていることを容易に想像させる。気温は低く、トレッキングポールを持つ手は感覚が失われ、身体は芯から冷え切っていて震えが止まらない。酸素濃度の低下と気圧変…
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