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回避性愛着障害の本を読もうとしてやめる。きっとそこには少なからず養育者のことが書いてあるけれど、私は自分のこころの歪みを養育者のせいにしたくない。彼らは間違いなく愛情を持って私に接してくれていたし、私もそれを受け取っていた。でもこれらがすべて私の思い込みだとしたら。私はなにを信じればいい。普通の家庭で普通に育つことができなかった養育者への申し訳なさだけがずっとある。

 

私の出生地がテレビで流れるたびに私を嫌いなひとが私のことを思い出して嫌な気持ちになるといいなとおもう。