190

大きな花束を抱える人の経緯をきいてまわりたい。その人が花束をこれから誰かにあげるのか、誰かから花束をもらった帰り道なのかわからないのは、朝焼けと夕焼けの区別がつかないのと似ている。

 

乳酸菌飲料のサンプルを試しませんか、と営業の方がうちを訪ねてくる。断るのが面倒だったので受け取る。サンプルの詰め合わせの中には牛乳瓶が数本入っており、空瓶は後日回収に来るという。うまくできてるなあと思う。