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力がたりなくてなにも背負うことができない。背負えないのなら初めから責任を負うべきではない。できることならだれにも迷惑をかけたくない。私の存在が誰にも影響を与えたくない。誰かの幸せに責任なんてぜったいにもちたくない。

 

私はいつも終わりのことを考えていて、それが未来に起こりうる終わりの絶望から身を守ってくれている。

 

思っていることを伝えることはできないが、にこにこと笑うことだけはできる。しあわせにはできなくても、不快にさせないことはできる。かも。