2022-01-01から1年間の記事一覧

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抱えきれない量の荷物を持ちながら、誰にも助けてくださいといえず、ぽろぽろと大切な荷物をこぼしながら泣くこともできず歩いている。今の仕事の状況はおおよそこのような感じ。カジュアルに一夜漬けをしようとしている。

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死にたいと消えたいの差異について考える。 ずっと失恋ソングを歌い続けているバンド、すごいな。失恋をし続けているのかも。

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朝起きると首元に違和感がある。首のリンパ節が大きく腫れる前の違和感だ。身体の免疫機構が必死に不調を知らせてくれているのに、当の本人はどこか他人事のよう。 低気圧のせいなどではなく、すべて私のせい。

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朝起きたら就業時間をすぎている。いつものことだ。身体がやけに重たい。どうやら気圧の変化のせいらしい。就業時間には鈍感なくせに気圧変化には敏感というちぐはぐさ。 部屋の掃除を試みる。とりあえず床に落ちているものはすべてベッドの上に置く。これで…

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こわい夢をみていたということだけを覚えており、それ以外はなにも覚えていない。 すてきなライブをみる。お酒を飲みながらゆらゆら音楽を聴くことができるしあわせ。ライブの告知で「来てください」ではなく「検討してみてください」と言うボーカリストの慎…

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低気圧の影響で頭は痛く身体は重いので、ずっとベッドにいる口実ができる。決して予定がないというわけではない。決して。 息を吸うようにクレジットカードを切っている。支払額確定のメールが来ていたがこわいので開いてない。101号室の郵便受けはパンパン…

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最近は二度寝するためだけにすこし早く目覚める日がある。 シャワーを浴びるのが先かコーヒーを淹れるのが先かという二つの順番について逡巡している間にもう一度眠ってしまう。夜眠る前より朝起きた後の方が圧倒的に眠たいの、ほんとうによくわからない。 …

10

お客さんのいっていることが本当にわからなくて、日本語なのに知らない言語をきいているときのような感覚がある。相手が本当に意味不明なことをいっているのか、私の頭が悪いのかわからない。わからないことをわからないと伝えることができない。わからない…

9

銀座のスターバックスに小学生が一人で来ていて、身体ほど大きい椅子に肘を掛けながらフラペチーノを飲んでいる。私も何の引け目も感じず肘掛けを使うことのできる人間になりたい。やっぱりならなくてもいいかも。 少し贅沢なパフェを食べに行く。パフェの刹…

8

股関節が痛い。左足首も右足親指も状態はよくならない。在宅勤務でほとんど家から出ていないのになぜか身体はボロボロで笑ってしまう。 作品を考察するという行為は身ぐるみを剥がすような身勝手さや無遠慮さをはらんでいる気がする。創作者が何かの想いを込…

7

化学繊維アレルギーを発症する。ヒートテックのない冬を私はどう乗り越えればいい。 イヤホンのノイズキャンセリングが強すぎて、道路を渡るときの車の音に気づかない。「死亡事故発生現場」と書かれた看板のある横断歩道を渡る。そばにはいつも綺麗な花束が…

6

いい写真とはなにかを考える。大学の頃、いい写真が撮りたくてすこしいいカメラを買ったことがある。すこしいいカメラで撮った写真は細部まではっきり写ってきれいだったが、いいと思えなかった。それはカメラの性能ではなく、自分の世界の切り取り方が陳腐…

5

起きてゲームして一日が終わる。多分明日もそう。 いつから寝ていたのかわからない。夕方以降の記憶が欠落していたので、きっと夕方から寝ていたのだと思う。朝からなにも食べていないが、なにもしていないのでお腹も空いていない。痛む頭で、朝までの有意義…

4

末端というか下半身のすべてが冷たく、生きているのか死んでいるのかわからなくなり不安になる。 私のロックスターを観にいく。隣にいた人がずっと泣きっぱなしですこし心配になる。そういえば音楽を聴いて泣いたことがないな、普段は歌詞をあまり聞かないか…

3

お気に入りの珈琲豆が届く。いつも丁寧な手紙を添えてくれる焙煎士の気心があたたかい。好きな珈琲豆があるとキッチンを綺麗にしなければと思う。ここ数ヶ月で粗雑になった日常の所作がすこしずつ矯正されていくような感覚。珈琲を飲んだ後の溜息だけが幸福…

2

朝起きたら右足親指の付け根の痛みがひどくなっている。コロナ、食中毒、捻挫の次は外反母趾。最近は週に一度のペースで怪我をしたり事故に遭ったりしている。忙しない。 仕事は退屈で、中学生でもできるような作業をただこなす。虚しさを感じる時期は終わり…

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仕事中にアニメを観る。主人公は友達がおらずコミュニケーションが下手だが他人よりも優れた特技を持っており、それはどこまでも主人公で、感情移入ができない。仕事中にアニメを見る社会人はいつまでも主人公にはなれない。 ゲームをしているときの私の精神…