2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

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ひねくれた音楽を聴いて性格がひねくれたのか、性格がひねくれているからひねくれた音楽を聴くのかわからない。卵が先か鶏が先か。 どんな文脈の中で出てきたのかよく思い出せないのだけど、「ぜんぶ正解だよ」と友人がいってくれてうれしかった。間違いだと…

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大きい音を全身で浴び、生活に必要な栄養素をすべて取ることができたような気がする。 育った場所が違っても自分と同じ感性を持つ人がいる確率と、その人と出会う確率。

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年末年始特有のこの空気が苦手だ。ある人は部屋を掃除し、ある人は一年を振り返り来年の抱負を考えている。きっと年始に考えていた今年の抱負も覚えていないだろう。 今年の出勤日は終わったが仕事は全く片付かなかった。ずっと終わらなかった仕事のことを考…

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清涼飲料水を買うときはいつも人工甘味料が入っていないかを確かめてから買うのだけど、唯一それを怠って買ったものにしっかり人工甘味料が入っていてかなしかった。

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大雪の中で大きな楽器を運ぶのを手伝う夢をみる。彼女は私の知らない人だったけれど、くしゃっと笑うのが印象的な人だった。

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私には正義のようなものを語る資格などまったくない。ただくるしいきもちをまっすぐに受け入れること。

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駅前にいくと鳩が私めがけて猛スピードで飛んできたので咄嗟に身を屈めてそれを避ける。その動作は駅前を歩くどんな人間よりも浮いていて、すこしはずかしくなった。

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カーテンの隙間からみえる外はすごく晴れていて、きっと外に出たら気持ちいいのだろうな。数週間ぶりにカーテンをあけて擬似的な外出をし、すこしだけ健康になった気になる。

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今日は日中ずっと眠たくて、けれど嫌な眠気ではなくて、たとえば5月某日昼食後5限目のつまらない授業中に訪れるおだやかな眠気のような。仕事を中断しすこし眠る。夜になりお酒を飲んで仕事をしようとしたけれど、また私は順番を間違えたのかもしれない。

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仕事を二日休むと仕事の状況はてんやわんやでなんかすごいことになる、という知見を得る。すべてがうまくいかず一人で泣く。はやく水になりたい。音もなく蒸発して誰にも気づかれたくない。うそ本当は一人くらいに気づいてもらいたい。 来年のライブチケット…

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これ以上仕事を休むと年内に仕事が納まらず大変なことになってしまうので明日からは薬で症状を押し殺しながら出勤しなければいけない。熱を出してまで本人に疲労の蓄積を伝えてくれた身体には本当に申し訳ない。でも私がいないときに私の仕事を代わりにして…

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体温が39℃をこえ、なにも考えることができない。 このくらいの熱を出さないとこいつは仕事を休まない、ということを身体が知っているみたいだ。

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急に体調が悪くなる。悪くなるのが数日前だったら好きな友人たちに会えていなかったのでよかった。食器やゴミが溜まり、元気になったあとの私に負担をかけて申し訳ないきもちになる。体調回復に必要そうな栄養素を無理矢理からだに押しこみ、電気を消す。

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昨日いったお店で店員さんが料理を落としてしまったとき、調理の人が嫌な顔ひとつせず笑顔で対応していてよかった。もっとも衆人環視の中で嫌な顔ができなかった可能性もあるけれど。料理を落として料理長にひどく怒られた大学生のころの私が、なぜか少し救…

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お酒を飲んだので頭が重く、思考がゆっくりになる。 大学でできた二人の友人と今も近くで暮らしていて、高い頻度で一緒においしいご飯やお酒を飲んだりする。私が大切にしているひとたちに大切にされていることは、とてもしあわせなことだなとかんじる。

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金曜日の夜だけが正常でいられる。それ以外はずっと異常。 「二人くらい存在しなくなってもばれないよ」というメッセージがきて、確かにそうだなと思う。私たちはたいてい替えが利く。

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お客さんに気を遣った提案をしたら気を遣ってくれてありがとうといわれる。労働におけるどんな謝意も皮肉ではないかと身構えてしまう。もっと肩の力を抜いてもいいのに。 タワマンに住んでいる将来の自分が一切想像できない。できるのは田んぼのそば、車通り…

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羽田空港から最寄駅まで帰るとき、大きな駅を経由する早くて安いルートと、比較的人の少ない駅を経由する遅くて高いルートがある。旅の終わりにおいて私はたいていの場合後者を選ぶ。私は前者のルートより高い分の料金を頭の中で計算し、それを「新宿回避料…

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同じ日を毎日繰り返している物語の主人公のような感覚。主人公ではないのに。 部屋に一人で仕事している私の独り言を文字に起こしたら粗暴すぎてとうてい人に見せられるものではなくなるだろうな。アレクサにだけ丁寧な言葉ではなしかける。

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仕事の「助けてくれ」がいえない。睡眠時間を削ることですべての問題が解決すると思っているが、これは多分間違っている。 昨日の飲み会には私に仕事を押し付け続けている同期がいたのだけど、やることがなさすぎて暇です、ということを笑いながら他の同期に…

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ずっと大好きな作家さんに会いに行くために下北沢の日記祭にいく。彼女は綴る言葉を擬人化したような、誠実でまっすぐな雰囲気を纏う方だった。緊張して声が震えていたし、思っていることの一割も伝えることはできなかったけれど、ずっと尊敬する人に会えた…

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三人で構成されたグループのむずかしさ。普段は意識することはないが、実はすべてのメンバーが完璧に近いバランスで支え合っており、少し触れればすべてが崩れてしまうということ。 笑いすぎてつかれてしまう。あまり笑わない私をそんなふうにさせてくれる高…

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髪を切りに行く。人に会うわけでもないのに。 祖母はもうそこにはいないのに、いつまでもおばあちゃんの家と呼んでしまう。

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卵の賞味期限が二週間ほどすぎていたのでゆで卵を作る。沸騰したお湯に卵を入れるとき、大きいスプーンかなにかを使いそっと卵を置けばいいものを、そのひと手間を惜しみ、熱湯の上から卵を落とす。しっかりと割る。隙間から溢れた白身は一瞬にして固まり、…

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最近は初めての人と会話をする機会が多い。表情はみえないから、全神経を使って相手の声の微かな抑揚の変化を汲み取る。そこから相手がなにを考えていて、どんな言葉を求めていて、どのタイミングでどんな相槌を打てばいいのかを常に考えている。私はきっと…

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今日は仕事中に昼寝をしなかった。

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平日だけ頭痛がする。原因だけがあまりにもはっきりしている。 最近は処理しきれない仕事量をかかえこんでしまっているし、なぜか他の人の成果物の修正まで行っている。以前自分の仕事を他の人に手伝ってもらって、それが説明したものと全く違うものになって…

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街頭演説が煩い。事象から目を瞑るのではなく、事象からメッセージを受け取りすぎないこと。

19

起きたらなにもかもが終わっていませんように。

18

目の下のクマは日々濃くなってゆき、これがいつしか顔のすべてを覆うのではないかとこわくなる。 今週は仕事も仕事以外もなにもかもががんばれず、おしまい。