2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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3ヶ月ぶりに髪を切る。美容師が「俺あんまり髪切らないけど大丈夫?」と言っていて笑ってしまった。切ってください。 私の髪のレイヤーの話をされたがなにもわからなかった。未知の事象に対して私はにこにこと笑うことしかできない。

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駅へ向かう。ツツジの屍を超えてゆく。 教師を務めるにはあまりにも繊細すぎる友人がいる。きっと働いていて大変なことが多いことは想像に難くないけれど、彼女のような教師の存在に救われる生徒が必ずいるということを、彼女が知ってくれているといいなと思…

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朝。調子がいいということがわかる。 家から出ていないと特に日記に書くこともない。人と暮らしていると簡単に狂うことができない。

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頭が痛い。仕事を休む。 親がいなければとっくに仕事をやめていると思う。繋ぎ止めてくれているともいえるし、縛られているともいえる。25年経っても自分のために生きられない。

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"you know where to find me"っていい言葉だ。直接的な愛の言葉よりも婉曲的な祈りの言葉がほしい。 他人になにも与えることなく死に至る。 ベーコンエピは小さく鋭いパンをくっつけて作っていると思っていた時期があったことを思い出す。

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世界から消えてだめだめな創作物だけが残ってほしい。 東京の夜景が好き。函館の夜景のような計画的な灯りではなく、秩序なく並ぶ労働の灯り、けたましく点滅する無数の航空障害灯、赤いランドマーク。白昼の明るさはずっと苦手だけれど夜の灯りは安心する。…

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適当に流していた動画から「飛行機に乗っている間だけは世界地図が小さくなります」という台詞がきこえた気がする。気のせいかもしれない。 気の合う友人と散歩をすると写真を撮ろうとするタイミングが全く一緒で安心する。無計画によってもたらされる偶然性…

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ずっと仕事のことを考えている。 私は私以外で代替可能なのでどうか安心して。

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胃が痛い。 強い苦しみは時間が薄めてはくれるけれど解決することなく、永遠に続く。小学生のころに習い事の先生に叱られていたときの苦しみ、今はとっくに習い事をやめて遠くに引っ越したはずなのに、今だにずっと苦しい感じがする。あれは木曜日の17時のこ…

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こころが大丈夫なときは大丈夫じゃなかったときの自分を思い出せない。恋人と別れたあとの古びた恋愛感情、冬にいるときの夏、夏にいるときの冬みたいだ。ちなみに今日もしっかり大丈夫ではない。薬を3回連続で飲みそびれたからなのか、飲みそびれた自分に対…

155

だれかに褒められるとこわくなる。評価が高くなるともう上がることはなく下がることしかない。ほんとうはだめだめな私を無理やり取り繕っているだけなんです。すごく無理をして今なんです。だからもう私になにも期待しないでほしい。 ちなみに叱られてもこわ…

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精神科にいく。お医者さんは眉ひとつ動かさず無表情で私の話を聞いていた。共感されたいわけではなかったし、むしろ下手に共感されるよりずっといい。カウンセリングを薦められたけれど、内面特性と同化した根深い病巣を取り除ける気が全くせず、やめる。薬…

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雨が好き。傘がひとを一人にする。 調子のいい日。明日は病院。

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選挙期間中に外に出ると頭がおかしくなる。音楽で耳を塞ぐ。こういう音楽の使い方はあまりしたくない。 本当に世の中に変えたいと思って選挙に立候補する人間がいるのだろうか。いや別にどっちでもいいけれど、本当に世の中を変えられると思っているのならそ…

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雨。思考は鈍く、身体は重い。 昨日のうつくしかった記憶をずっと思い出す。駅から家路につくとき、名前のわからない花がけたましく咲いていて死ぬのかと思った。くらくらするほどの、あまい香り。

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この間親に初めて珈琲を淹れたとき、美味しいねと母親が言ってくれてうれしかった。けれどたとえ美味しくなくても美味しいとしか言えないよね、私たちはよく似ているから。 まともな人間とすごしていると自分の倫理観の欠如がよくわかる。

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逃げたい。なぜ?なにから?どこに?なにもわからない。ずっと。

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明け方の地震で目がさめる。はやくすべてを終わらせてほしいと思いながらもう一度ねむる。地震はすぐにおさまった。 はやくノスタルジーが孤独感の高い人生の意味の回復に寄与してほしい。

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真夜中、メールもチャットもコールも雑務も嫌味も叱責も飛んでこない中で行う労働は意外と嫌いじゃないかもしれない。 新調した靴のサイズが合わない。すべてが窮屈。 終電で海をみにいく。始発で帰る。

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歌詞の中にある句点や感嘆符がすき。音として表出しない部分にこそ作者の本質がある気がする。これはあまり理解されない考えだと思っていたけれど、これに共感してくれる友人がいて、一人じゃないのだとわかりうれしくなる。 今週末から恋人と同棲をする。精…

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昔ずっと聴いていたアーティストのライブに行き、ノスタルジーを精算する。音楽が記憶の栞になっていて、私はいつでも昔に戻ることができる。 夜の川沿いを歩く。たしかな救いがある。大きな月影で舞う桜の花びら。つめたく、強い風。 弱い私。

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ある文章をキーボードで打とうとするとき、意図せずローマ字入力になっているときがあり、それは通常2つのキーを入力した時点で誤っていることがわかる。しかし私は入力をしようとしている文節をすべて入力し終えるまで、誤った入力形式で文字が入力されてい…

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尊敬している上司が二人いた。一人は昨年度末に会社を離れ、一人は体調不良で休職した。真面目で優しい人から職場を離れてゆく。 以前、教育学部から民間企業に進んだ友人になぜ教員にならなかったのかを聞いたときに「真面目な人ほど傷つき損をする環境だと…

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親が東京にくる。言葉の節々から、地元に早く帰って来いという意思がひしひしとつたわる。嬉しいし、私の人生なのである程度は勝手にさせてほしい。 最近は眠ることがうまくできない。うまく眠ることのできていた時代を思い出すことができない。

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昨日より仕事の状況は悪化しているが精神の状態はすこしだけ良化している気がする。脳内物質に感情を支配されている感覚。

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たとえば机の上に置いていたリップクリームが振動で落ちたとして、正常時であれば少しむっとしてしまうけれど、今日はもう笑うしかなかった。正常という言葉を使っているが、こんな状態が割と長く続いているので正常がわからない。壁際まで元気よく転がるリ…

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ベッドから動けない。しっかりと限界をしている。 たとえば今私はとても精神科に行きたいが精神科に行きたい日に精神科の予約は取れないし予約の取れる二週間後にはもう大丈夫になっているか死んでいるかのどちらか。

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高校の友人と会うと延々と当時のことを話しているし何十回も同じ話をしてはずっと笑っている。良性の呪いみたいだ。 月曜日の私に仕事を託した金曜日の私をすこしだけ恨みながらベッドに潜り込む。

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人といるときにいちばん孤独を感じるのはなぜ。 たのしみな予定のために月曜日からまた仕事を頑張ろう!とはならない。毎日がくるしい。終わりは近い。